1.東京とは一味違った国際色豊かな街並みが魅力
世界と日本を結ぶ国際貿易港として発展を遂げてきた横浜は、諸外国のさまざまな文化に触れることで国際色豊かな都市を形成している。幅広い商業施設に囲まれ日夜多くの人でにぎわう都会の喧騒・東京とは一味違った魅力がそこにはあるのだ。例えば、世界最大規模のチャイナタウンとして知られる横浜中華街。横浜港の開港後、外国人居留地として発展してきた横浜中華街は、中国文化が色濃く反映されており、異国情緒あふれる街の姿は、日本ではなかなか味わうことのできない独特な雰囲気に包まれている。そんな横浜中華街には、約300を超えるレストランや商業施設が軒を連ね、連日観光客で賑わいをみせている。そのほか、国の保税倉庫として1911年に建設された赤レンガ倉庫。現在では、用途を変え、歴史的景観を残した文化・商業施設として多くの人に愛される観光スポットとなった。このように、諸外国の文化を取り入れながら独自の発展を遂げた国際色豊かな街の姿こそ、横浜ならではの魅力と言えるだろう。
2.世代や性別を問わず、幅広い年齢層が楽しめる観光スポット
横浜が人気を集める理由には、性別や年齢など、さまざまな需要に応える魅力的な商業施設や観光地の存在の多さも一因として考えられる。例えば、横浜駅西口から徒歩1分の距離には、若い世代から高い人気を誇る大型ショッピングセンター「横浜モアーズ(YOKOHAMA MORE’S)」や、30~40代向けの大型百貨店「高島屋」をはじめ、数々の商業施設が立ち並ぶ。ちょっとした生活用品から流行最先端のファッションブランドの洋服、美容・健康グッズ、家具・雑貨など、横浜駅周辺だけで、十分すぎるほどにショッピングを満喫できる。
そのほか、横浜駅からほど近いみなとみらいエリアには、横浜を代表する観光スポットが数多く存在する。例えば、子供向け遊園地の「よこはまコスモワールド」にある全高112.5メートル・一周約15分の巨大観覧車「コスモロック21」をはじめ、日本の開港の歴史を学ぶことができる「横浜みなと博物館」、異国情緒溢れる赤レンガ造りの商業施設「赤レンガ倉庫」のほか、1930年から約30年間、実際に貨客船として活躍していた「日本郵船氷川丸」が停船する「山下公園」、オフィスやホテル、ショッピングモールなどからなる複合施設「横浜ランドマークタワー」などがある。また、夜になれば横浜ランドマークタワーの地上69階にある展望台から、みなとみらいを取り囲むように広がる海と、商業施設の明かりが織り成す美しい夜景を堪能することができる。こうして横浜は年齢や性別問わず幅広い人が楽しむことができる環境が整っており、ひとつの街、短い距離の間に集約された魅力的な施設や観光スポットの数々は、人々に「住みたい」と感じさせる大きな要素となっているのではないか。
3.東京都心部などへの交通の便の良さ
横浜のさらなる魅力と言えば、何と言っても交通の便の良さ。
横浜駅は、東日本旅客鉄道(JR東日本)、京浜急行電鉄(京急)、東京急行鉄道(東急)、相模鉄道(相鉄)、横浜高速鉄道のほか、横浜市営地下鉄など、複数の路線が集まる県下最大のターミナル駅だ。東京のターミナル駅と比べてもここまでたくさんの鉄道会社が介入している駅はなかなかない。
1日平均の乗降客数で見ても、その数なんと約42万人と、新宿駅や池袋駅、東京駅に次いで4番目の利用者数を誇る。そんな横浜駅は、渋谷駅や新宿駅など東京都心の主要な駅まで約30分程度の距離にある。東京へのアクセスが良好なベッドタウンとして、人気の高いエリアとなっている。